何かを新しいことを始めるとき
継続している何かをもっと良くするとき
”努力”ってものすごい重要です。
何をするにしても、自分の今のレベルよりも上にいこうと思ったとき、必ず努力する必要がありますよね。
みなさんも今、どんな些細なことでも努力をしていることってあると思います。
でも、今やっている努力って本当に正しい努力のやり方ができていますか?
実は、努力には2つのフェーズがあるんです。
この2つのフェーズを理解していないと、いつまで経ってもうまくいかなかったり、成長スピードが遅くなったりしてしまいます。
今回は、そんな努力の2つのフェーズについてまとめていきたいと思います。
努力の2つのフェーズとは?
それでは早速、努力の2つのフェーズがどんなものなのか見ていきたいと思います。
努力の2つのフェーズについて、みなさんは分かるでしょうか?
ぜひ、お時間のある人は少し考えてみてください。
さて、いかがでしたでしょうか?
いろいろな考え方があると思いますが、努力の2つのフェーズは次のものです。
①とにかく行動し続けるフェーズ
②考えて工夫しながら行動するフェーズ
では、早速この2つのフェーズについて詳しく解説していきたいと思います。
①とにかく行動し続けるフェーズ
まずは、とにかく行動し続けるフェーズです。
これは、努力する対象への経験としての理解が少ない時に行うフェーズです。
少し分かりにくいと思うので、具体例で見ていきたいと思います。
例えば、あなたがテニスを始めるとします。
テニスを実際にやる前に、基本的なルールやラケットの振り方など、知識として頭に入れますよね。
そして、実際にテニスをやることになるのですが、この時、事前に入れた知識はあるものの、うまくできないはずです。(稀に天性の才能でできてしまう人もいますが…)
なぜうまくできないかと言うと、テニスというものに対して経験としての知識が少ないからです。
この状態で、いろいろ工夫してやってもいいのですが、それはめちゃくちゃ非効率です。
経験としての知識が少ない状態でいろいろ工夫しようとしても、その工夫は間違った方向にいきかねないんです。
それなら、とにかく球数をめちゃくちゃ多く打って、経験としてのテニスの知識をつけて、自分がどういう風にラケットを振って、どういう風にインパクト(ラケットとボールが当たる時のこと)で力を入れていて、どういう風に身体を使っているのかを理解するべきなんです。
これが、とにかく行動し続けるフェーズです。
対象への経験としての理解が少ない状態の時は、とにかく行動し続けて、対象への経験としての理解を蓄積する必要があります。
このフェーズがあり、次の考えて工夫しながら行動するフェーズに繋がっていきます。
②考えて工夫しながら行動するフェーズ
次に、考えて工夫しながら行動するフェーズです。
これは、努力する対象への経験としての理解が蓄積された状態で行うフェーズです。
これも、引き続きテニスの例で考えてみましょう。
とにかく球数をめちゃくちゃ打って、ある程度テニスの経験としての理解が進んできたとします。
自分がどういうフォームでボールを打っていて、どういうインパクトの力を入れ方をしていて、どういう身体の使い方をしているのかが理解できてきた状態です。
この状態で、そのまま球数をめちゃくちゃ打ち続けても、ある程度はうまくなります。
でも、もっと成長スピードを上げたいのなら、考えて工夫しながら行動するフェーズに移る必要があります。
フォームで言えば、ラケットをどう引いていて、どの角度で振り出して、どこでインパクトしていて、ラケットの振り終わりがどうなっているのか、など多くの要素が関連しています。
経験として、自分のフォームが理解できているわけですから、ここで修正点を洗い出すんです。
「ラケットの引くタイミングが遅いから、もっと早く引くようにしよう」
「この角度でラケットを振り出せば、もっとスイングが安定する」
「インパクトの位置を工夫すれば、ボールが狙った場所に打てる」
「インパクト後のスイングまで意識すれば、もっとスイングスピードが上がる」
そして、これらの修正点を元に練習をするんです。
こうすることで、ただ闇雲に球数を打っている時よりも確実に成長スピードが上がりますね。
これが、考えて工夫しながら行動するフェーズです。
自分がどのフェーズにいるのか把握する
さて、努力の2つのフェーズについて理解してもらえたと思います。
ぜひ、この2つの努力のやり方を実践して欲しいのですが、この2つの努力をするに当たり、気をつけなければいけないことがあります。
それは、自分がどのフェーズにいるのか正しく把握することです。
そりゃあ、そうですよね。
自分がどのフェーズにいるのかも把握していないのに、どっちの努力をすればいいのかなんてわかるはずありません。
それでは、どうやって自分がどのフェーズにいるのか把握するのでしょうか?
それは、実はとっても単純です。
修正点が自分で洗い出せるかどうかで判断してください。
対象への経験としての理解が少ないと、どうしても自分で修正点を洗い出せません。
もちろん、他人に言われて修正点がわかることもあるのですが、そういう状態だと考えて工夫しながら行動しようとしても空回りしてしまう可能性が高くなるので、自分で修正点がわかるまで行動し続けた方がいいです。
まとめ
- 努力には2つのフェーズがある
- ①とにかく行動し続けるフェーズ
- ②考えて工夫しながら行動するフェーズ
- 自分がどのフェーズにいるのか把握する
この考え方はどんなことに当てはまるので、ぜひ何かにチャレンジしたり、何かのレベルを上げたい時に取り入れてみてください。
成長スピードが圧倒的に変わってくるはずです。
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