僕は現在、インデックス投資と高配当株投資の2つの投資手法で資産を積み上げています。
さて、さらっと出てきたこの「インデックス投資」と「高配当株投資」ですが、この2つの違いは何でしょうか?
一言で説明すると投資対象が違います。(それは当たり前か…)
この2つの投資手法は、最近ではいろいろなところで聞くようになりました。
投資初心者からすると、どんな違いがあるのかさっぱりわからないかもしれません。
投資って会社の株を買うことなんじゃ…と混乱している人もいるかもしれませんね。
この記事では、インデックス投資と高配当株投資の違い、そしてどっちの投資をするべきなのかについてまとめていきます。
これから投資を検討している人はぜひ最後まで読んでいってくださいね!
目次でサクッと読む
インデックス投資と高配当株投資の違い
投資の世界ではいろいろな投資手法があります。
その中でも、最近注目されているのがインデックス投資と高配当株投資です。
まずはこの2つの投資手法の違いを見ていきましょう。
インデックス投資とは?
インデックス投資は、ある特定の指数に連動するような投資を目指す投資手法です。
- 日経平均株価
- TOPIX(東証株価指数)
- S&P500
- ダウ平均
- NASDAQ
「日経平均株価」や「TOPIX」は日本の指数なので聞いたことがある人も多いかもしれません。
投資の世界にはこれらの指数と呼ばれる市場動向を示す基準値があります。
インデックス投資は、これらの指数と同じ値動きをすることを目指す投資手法のことです。
インデックス投資と反対の投資手法に「アクティブ投資」というものがあります。
これは、特定の企業の株式を組み合わせて、インデックス投資よりも好成績を目指すことを目的としています。
これだけ聞くと、「アクティブ投資の方が良いのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、アクティブ投資は数年のスパンだけ見るとインデックス投資よりも好成績になることはあっても、長期的(10~20年)に見るとインデックス投資の方が好成績になることが歴史から証明されています。
事実、世界一の投資家として有名なウォーレン・バフェットは自分の死後に「現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資すべし」と遺言執行者に伝えているそうです。
世界一の投資家が推奨する投資手法なだけあって、インデックス投資はおすすめです。
高配当株投資とは?
高配当株投資は、配当金を多く出している企業の株式を購入する投資手法です。
投資から得られる利益には2種類あります。
- インカムゲイン
→配当金などから得られる利益 - キャピタルゲイン
→株式の値上がりから得られる利益
高配当株投資はインカムゲイン(配当金の利益)を狙った投資手法になります。
感の良い人はわかるかもしれませんが、インデックス投資はどちらかというキャピタルゲインを狙った投資手法です。(インカムゲインも少しありますが)
一般的に3~4%程度の配当金を出している企業の株式を高配当株と呼びます。
100万円分の株式を購入したら毎年3~4万円が配当金としてもらえるイメージです。
高配当株投資は、インデックス投資と比べるとトータルのリターンは低くなることが歴史からわかっています。
しかし、配当金で得られる利益は不労所得になるため、近年人気が高まっています。
インデックス投資と高配当株投資はどっちが良い?
さて、2つの投資手法を紹介してきましたが、どちらの投資手法が良いのでしょうか?
結論としては、人それぞれで目指すべき方向によります。
2つの投資手法はまったく異なる目的を元に設計された投資手法です。
それぞれどんな人に向いているのか見ていきましょう。
インデックス投資が向いている人
- 長期でコツコツ資産を形成していきたい
- 資産の最大化を狙いたい
- 投資以外に自分の時間を使いたいことが山ほどある
ポイントは資産の最大化を狙っていきたいという人におすすめな点です。
インデックス投資の紹介でその有効性はすでに書いていますが、インデックス投資はどの投資手法よりも長期的に好成績を収めることが証明されています。
そのため、老後の資金のためや手元の余剰資金を長期的に増やしたいと考えている人にはおすすめの投資手法です。
ただ、1つ注意点があって、長期でコツコツ積立をし続けることがポイントです。
インデックス投資は、毎月一定額を購入し続けることで、そのパワーを発揮します。
途中で売ってしまったり、積立投資をやめてしまうと、利益が小さくなりやすいのです。
投資の世界では「一番投資が成功している人の特徴は死人か、投資していることを忘れている人」という言葉があります。
それくらい、買ったり売ったりするタイミングを計ることはせずに、毎月の余剰金でコツコツと積立投資をすることがポイントになります。
高配当株投資が向いている人
- 毎年、毎月のキャッシュフローを良くしたい(使えるお金を増やしたい)
- 早期でリタイアしたい(FIRE)
- 投資について自分で少しでも勉強する気がある
高配当株投資は、キャッシュフローを良くしていきたい人におすすめの投資手法です。
キャッシュフローとは、現金の流れのことを言います。
簡単に言うと、毎月/毎年の使えるお金のことです。
高配当株は持っているだけで、配当金という形で定期的に利益が出ます。
そのお金は再投資しても良いのですが、普段の生活費や旅行費などにも使うことができます。
そのため、最近では世界中のミレニアム世代でFIRE(経済的早期自立)という考えの中で、この高配当株投資が推奨されています。
ただ、この高配当株投資は少し投資タイミングを考える必要があります。
そのため、投資以外のことに時間を使いたい、もしくは、投資について勉強したくない人にはあまりおすすめできない投資手法です。
逆に、少しでも投資について勉強したいという人にとっては非常におすすめの投資手法です。
目指すべき方向を考えて投資手法を決定する
インデックス投資、高配当株投資についてまとめてきました。
ここまできて、どちらの投資を選ぼうか悩んでいる人に足りないことがあります。
それは、人生の目指すべき方向性が定まっていないということです。
紹介した2つの投資手法は目的がまったく異なります。
- インデックス投資
→資産の最大化を目指したい人におすすめ - 高配当株投資
→キャッシュフローを改善したい人におすすめ
そのため、自分の人生で目指すべき方向が明確になっていれば、迷うことはないはずです。
僕は、のんびり生きることが人生の目標です。
そのため、長時間労働やストレスのかかる労働はしたくないので、キャッシュフローを良くできる高配当株投資を中心に投資をしています。
一部インデックス投資もしているのですが、一定期間、投資による利益に税金がかからない積立NISAという仕組みがあるからです。
もしこの仕組みがなかったら、ほぼ100%を高配当株投資にしていると思います。
ここまで読んで決めかねている人は、一度立ち止まって、あなたの人生の目指すべき方向を考えてみましょう。
そうすれば、自ずとあなたがやるべきことが見えてくるはずです。
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