大学院進学って就活に有利?理系学生が身につけるべきスキルを解説

ワタナビ
どうもワタナビ@watanavi_comです。

 

今回は理系就活生に関する記事です。主に理系の学部3年生、大学院修士課程1〜2年生向けになるかなと。

 

いつもよりコンパクトな内容ですが進学or就職を考える際の参考にどうぞ。

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理系学生の進路選択について

 

理系学生の就職活動は、文系の就職活動に比べて非常に特殊かつ複雑です。

 

その違いについていくつか下記にまとめてみました。

 

理系学生ならではの就活事情について

  • 研究が忙しく、学部3年生で夏〜冬のインターンシップに参加しにくい
  • 専攻分野によるものの総じて大学院進学をする割合が高い(国立大など特に)
  • ナビを使う自由応募型の就活以外にも、学科・研究室からの推薦制度がある
  • ジョブマッチングや工場見学など、理系ならではの就活フローがある
  • 面接時に訊かれる質問も、理系ならではの質問が複数ある(大学院進学や研究分野・成果の掘り下げなど)
  • 理系学生限定の募集職種(研究・開発職)があり、志望する学生も多い
  • 理系学部生と理系修士学生とで募集窓口が異なるケースがある
  • 就職活動時において文系学生よりも早く内々定が出るケースが多い

 

こんなところでしょうか。実は理系学生の就職活動は、ちょっとした工夫と計画性が重要です。

 

「周りのみんなは就職活動しているみたいだけど、本当に大学院進学して大丈夫かなぁ」

「あいつは大学院進学するみたいだけど、学部卒で就職しちゃって本当に良いのかな・・・」

 

など、それぞれの進路状況も異なるため、不安や疑問も抱えやすいでしょう。さらに、基本的には研究や学会、卒業研究の手伝いなどで時間を取られることも多く、夏〜冬インターンシップに参加できるチャンスも限られていることもあり得るでしょう。さらに、研究室の担当教員によっては、学業に従事してほしいとの要望から、インターンシップ参加をよく思わない先生もいるため学内での日程調整にも一苦労する場面もあり得ます。

 

だからこそ、理系学生の皆さんは、学部3年生の序盤頃から、卒業までのスケジューリングを意識して学生生活に取り組むことが効果的です。具体的に何をスケジューリングするのかと言うと、(1)研究 と(2)就活、あとは、卒業論文・修士論文などのスケジュールを把握しておく、と言うことですね。

 

研究活動と就活(インターンシップ含む)の両立は想像以上に難しく、時間も取られます。ですので、早いうちから、研究のスケジュールを固定させ、空いた時間や時間的ゆとりのある時期にインターンシップに参加、インターン参加前後から就活本番まで、いつ・何を・どのように準備すべきか、ということを理解しまとめておくことを推奨します。

 

「・・・えぇ、うちらの就活って結構めんどくさいかも」

 

と思うかもしれませんが、やることが多いということではなく、両立するためには上手くスケジュールを組む必要があります、ということですので、まずは落ち着いて自分の就活スケジュールを考えてみましょう。

 

学部生と大学院生で企業から評価されるポイントの違い

 

理系学生として就職活動をする上で、ぜひ在学中に知っておきたい項目がいくつかあります。

 

まずは、学部卒と修士卒とで評価されるポイントが異なる、ということを押さえましょう。

 

新卒採用市場において、理系学生に求める能力

 

企業が理系学部生に求める能力

  • 専門分野における基礎・基本的な知識
  • 集団の中でのコミュニケーション能力と主体性
  • 実験での取り組みと成果、プレゼンテーションスキル

 

企業が理系大学院生に求める能力

  • 学部生以上に高度な専門分野に関する知識と知見
  • 上記専門知識を分かりやすく説明できる能力
  • 高度なプレゼンテーションスキルとリーダーシップ
  • 実験や研究の成果を文章化できるアウトプット能力

 

企業が学生に求める能力は、学部生と大学院生とでは異なることがわかりますね。特に、専門知識やプレゼンテーション能力については、学部生に求める以上のレベルを大学院生では問われます。プレゼンテーションのスキルは学会発表などを前提とし、大人数の前で論理的かつ具体的に説明できる力が備わっているかを評価されます。

 

また、学部生の場合でも、先輩方や研究室での実験・取り組みのプロセスや具体的な行動を質問されるケースもありますので、「学生時代に頑張ったこと」に加えて、研究概要のアウトプットと、研究を通じて身につけた力についても説明できるよう準備すべきでしょう。

 

では、これを更に深めて考えてみましょう。

 

理系学部生時代に身につけておきたいこと

 

何よりも重要な要素としては、研究や専門分野への取り組みです。これを通じ、どのような専門知識を習得し、またその専門知識に対しどのような知見を持っているのかを説明できるよう心がけてください。

 

研究分野や専攻内容によっても少々異なるかと思いますが、基本的な学業成績や学業への取り組み、実験などでの研究成果(および研究概要)を疎かにせず、就職活動の際に説明できるようご準備ください。

 

そこで、特に採用担当者が見ているポイントとして、「なんのために研究を重ね、どのような意志を持って取り組んだのか」という項目があります。学業に対してどれだけ主体的かつ当事者意識を持って取り組めたのか、ということですね。学業への取り組み姿勢を元に、「この学生は仕事においてはどのように取り組むだろうか」ということを重ねてイメージする面接官も少なくはありません。実験データや、研究成果の信ぴょう性、また、具体的な実験プロセスの生合成なども意識して取り組み、説明できるレベルまで落とし込みましょう。

 

理系大学院生時代に身につけておきたいこと

 

大前提として挙げられるのは、学部生が有する知識以上の高度な専門知識と、研究活動への取り組みだと言えるでしょう。学内での座学的な内容だけでなく、学会や論文発表会などで知見を得られるよう、研究やインターンシップと合わせて知識の蓄積にも時間を要することもあります。専門知識に対し、「あなたはどのように考えていますか?」という、個人の知見を確認するような面接もありますので、専門分野の知識は幅広くかつ深く学びましょう。

 

また、理系の大学院生ともなると、就職活動の時期まで、なんらかのチームで取り組む経験があるかと思います。研究室内での実験や学会発表、論文制作など、複数の学生と協力し合うシーンでの協調性やコミュニケーション能力、リーダシップ性なども問われる要素です。

 

学部生よりも研究に費やす時間が長いから、研究のことだけを深く訊かれる、というわけではありません。研究を通じてどのようなスキルを身につけたのか、という観点でも面接時に確認され、評価されることも珍しくはないので、研究概要のほかに、研究を通じてどのようなことを学んだのかを整理しておくことをオススメします。

 

まとめ

 

ちょっとコンパクトではありますが、理系学生ならではの就活事情について簡単に書かせていただきました。

 

理系学生の就職活動は、非常に早く結果が出ることも珍しくはありません。各ナビサイトがデータを集計している3月〜8月の内定率調査などからもその傾向は顕著です。

 

早期に内々定を獲得し、進路を固めるようであれば、就職活動の準備も早期的に行い、計画性を持って取り組むことが大切ですね。

 

 









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