最近いたるところで「働き方改革」が叫ばれています。
- 残業を減らそう!
- 生産性をあげよう!
- フレックス制を導入しよう!
いろいろな取り組みが政府・企業によって行われています。
これについては、ものすごく良いことだとは思ってるのですが、大事なことが抜けているなと最近感じるんです。
それが、「”生き方”がすっぽり抜けていないか?」ということ。
働き方、働き方と言われていて、みんなそっちばかりに視点がいって、自分の生き方を考えていないように僕は感じています。
働き方っていうのは、生き方の中の一要素でしかないはずなのに、大きい部分の生き方を考えていない人が多すぎるんですね。
『働き方』は『生き方』の一部でしかない
繰り返しになりますが、『働き方』って『生き方』の一部でしかないんですね。
これについて、「仕事があるから生きていけるじゃないか!」と思う人もいるかもしれません。
でも、「生きているから仕事がある」し、「生きているから働ける」んです。
自分の生き方をないがしろにしてしまう人は、「人生仕事がすべて」って考えてしまっている人なんだと思います。
人生の最上位は『生き方』でその中に働き方を始め、いろいろな構成要素があるんです。
これについて日本マクドナルドのCEOの原田泳幸さんがめちゃくちゃ良いこと言ってます。
“人生の中の仕事であって、仕事の中の人生ではない。”
原田泳幸(日本マクドナルド前CEO)
ではどうして「働き方」ばかりフォーカスされるのでしょうか。
なぜ、みんな『働き方』にしか目がいかないのか?
どうして、みんな自分の理想の『生き方』を見ずに、『働き方』が先行しちゃうんだろうなと思ったんですけど、『生き方』について考える機会が極端に少ないんです。
小さい頃は「将来は何になりたいの?」と職業を聞かれて、
中学校で将来(職業)を見据えた進路を考え、
高校で将来(職業)に繋がる専門分野を選び、
大学でどんな仕事がしたいのか、どんな企業に行きたいのか考える。
比較的、社会のレールに乗ってきた人は、だいたいこの経路を辿ると思います。(僕もそうでした)
この中で自分の将来の『働き方』(職業・仕事)を考える機会はたくさんあるんですけど、どんな『生き方』を考えるかの機会って全然ないんですよね。
自分がどんな環境で、どんな人と、どんな生き方をしたいのか…?
しっかり考える機会がないんです。
これこそが、『働き方』にばかり目がいってしまう理由だと思います。
今こそ『生き方』を考えるべき
自分がどんな環境で、どんな人と、どんな生き方をしたいのか…この理想の『生き方』を考えるだけで、自然と自分の理想の『働き方』が見えてきます。
僕の場合、「自然豊かな田舎でのんびり生きながら、仲間と面白いことを仕掛けていきたい」という理想の生き方があります。
そうなると、理想の働き方は「会社に縛られず、ストック性の高い仕事をする」というものだと僕は思っています。
最近では、FIREを目指すのも手段の1つだなと思っています。
「自分が何をしたいのかわからない」という人ほど、自分の理想の生き方を考えるべきだと思います。
やりたい仕事がなくても、どんな生き方をしたいのかくらいはあるはずです。
- 何もせずのんびり過ごしたい
- そこそこの収入で無難に人生を過ごしたい
- 都会のタワーマンションに住みながら美人の妻と暮らしたい
- バリバリ仕事して成果を出したい
なんでも良いと思います。
いろいろな情報が入手できる現代で、みんな同じような価値観を持つ必要はないんです。
自分が1番幸せを感じる『理想の生き方』を選びましょう。
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