「自己PR作らずに就活成功すると思ったら大間違い」なぜ自己PRが必要なのか

ワタナビ
どうもワタナビ@watanavi_comです。

 

今回は就活生(主にインターンシップ参加前の3年生〜就活前半の4年生)に向けた、自己PRに関する記事となっています。

 

さて、これをご覧の就活生諸君は、自信を持って自己PRが書けますか?自己PRとは就職活動のあらゆる選考場面で必要となる、あなた自身の武器です。

 

「自己PRに自信がない・・・」

「そもそも何をどう書いたら伝わる文章なのかわからない」

「面接官に響く自己PRを作りたい・・・!」

 

そんな方々の要望に応えるべく、本記事を執筆致します。

 

長いので前編・後編に分けていますので、のんびりご覧ください。

 

 

 

そもそも自己PRって何なの?

 

自己PR

自己PRとは、エントリー先の企業に対し、得意分野、専門性、大学時代の経験から自身の特徴(PRポイント=強み)を伝え、企業に自分を売り込むためのもの。応募書類(履歴書・ES)の時点で記入が求められることも多く、面接選考では面接官から深掘りして聞かれることも多い。大学時代の経験からどのような強みを身につけ、社会で発揮できるのか、その会社で再現することができる強みなのか、という観点から質問されることが多い。

 

簡単に説明するとこんな感じですね。ちなみに自己PRの”PR”とは、アピールのことではありません。PRはPublic Relationsの略称であり、簡単に言えば自分自身を企業に売り込む作業のこと。

 

なので、単に自分のプロフィールをつらつらと並べたら良い訳でもなければ、特殊な経験を自慢げに話す必要もありません。間違った自己PRをしてしまうと、自分自身の強みを伝えられないどころか、質問に対する適切な答えを課せせない学生として、マイナスのイメージを持たれることもあります。まずは自己PRの意味と意図、そして問われる理由を整理して、自分ならではの自己PRはどのように作成すべきかを考えましょう。

 

なぜ、就職活動では自己PRが必要なのか

 

それでは、なぜみなさんの就職活動では自己PRが必要なのでしょうか。自己PRをせずに内定を取る方法はないのでしょうかと聞かれれば、答えはNO。どんな企業や選考方法においても、自己PRは必ず聞かれる項目だと思い、準備をしてください。

 

そもそも、就職活動とは、みなさんがこれまでに経験してきた「試験」とは大きく内容が異なります

 

例えば、大学受験や定期試験、資格取得のための試験(簿記検定や秘書検定など)には、合格ラインや合格点というものがあり、隠された答えを導き出して当てる形式の試験ですよね。数学、英語、世界史・・・どのような試験でも、基本的には正解がある形式の試験を皆さんは広く経験してきたことと思います。

 

しかし、就職活動には正解がありません。

 

つまり、これさえ準備しておけばOKとか、この参考書からこの問題が出る・・・とか。こう聞かれたらこう返すのが正解といったマニュアルが存在しないのです。何故ならば、企業によって求めている人物像も違えば、選考の方法も様々。仮に50人採用したい企業においても、その内訳でどのような人材を採用するかは、企業の採用チームしか知り得ない情報だからです。

 

よって、就職活動において、これさえ準備すればOKという正解は存在しない。

 

だからこそ、自己PRや志望動機のような、自分の言葉で自分を売り込む作業が必要になるのです。あなたを採用する面接官は、あなたのことをよく知りませんよね?何ならほとんどのケースにおいて面接官とあなたは初対面です。初対面の人物同士で、互いに人物評価を行い、マッチングを図る空間が面接の場です。

 

つまりあなたは、初対面の面接官に、限られた時間内で、「自分はこんな人間で、こんな強みがあって、このように御社(※)に貢献できるんです!」ということを示さなければなりません。※話し言葉は「御社」、書き言葉だと「貴社」です。例)ESで伝える際は「貴社」

 

そこで、自分自身を売り込むためには自己PR形式で表現するのが、分かりやすく、採用の判断を行いやすいとも言われています。みなさんのような就活生は、自己PRを就職活動(近年ではインターンシップ参加前においても必要なケースが多い)の前に用意し、自己理解を深めながら論理的に伝えるトレーニングを行う必要があるのです。

 

近年の採用市場において目立つインターンシップにおいても自己PRが必要な場面は多々あります。その際たる場面は、インターンシップ参加のための選考で用意する必要があるということですね。

 

企業は採用活動の一環として、3年生を対象としたインターンシップ(職業体験の機会)を広く開催しています。ここ数年の間で一気に広がりを見せ、夏のインターンシップはもちろん、近年では秋・冬と通年化の動きを見せています。つまり、学生にとっては職業体験をするチャンスが通年化されたため増え、企業にとっても学生とのコンタクトをとる機会が増加した、ということから就活解禁前に水面下での採用が行われることとなりました。

 

企業にとっても学生にとっても大きなメリットのあるインターンシップ。年々インターンシップを実施する企業も、参加する学生も右肩上がりに増加し、近年では大学3年時におけるインターンシップ参加は一般的なものとなりました。しかし、限られたインターンシップの募集枠に対し、参加を希望する学生が激増したことによって、定員オーバとなるインターンシップが続出します。その結果、大企業や人気企業ではインターンシップ参加時においても、選考を課すことでインターンシップに参加できる学生を限定する傾向が見られます。

 

そこでインターンシップ参加のための選考では、自己PRやインターンシップへの応募動機(いわゆる志望動機のようなもの)が多く導入されています。つまり、大企業や人気企業のインターンシップに参加したいと思う大学3年生は、インターンシップが盛り上がる夏までには自己PRを作成する必要がある、ということになりますね。

 

 

自己PR作成の前に知っておくべきこと

 

では、自己PRの作り方についてまずは簡単にレクチャーいたします。

 

自己PRを作成するためには、まずは何よりも自分自身のことを理解する必要があります。すなわち、自己分析という作業が必要です。自己分析については聞いたことがありますよね?いわゆる、自分にはどんな特徴や強み、弱みがあって、自分はどんな人間なのか、ということを理解し、説明できるよう整理をすることです。自分自身の興味・能力・価値観を探る作業ともいえるでしょう。

 

自己分析をせずに自己PRを書くことはできません。

 

厳密には、それらしい文章は簡単に欠けますが、自己理解が浅ければ自己PRの内容も浅くなり、面接官に伝わるようなPRはできない、というのが実態です。僕も多くの就活生に自己PR作成のトレーニングを行い、通算2,000名を超える就活生に自己PR指導を行ってまいりましたが、このうちの8割以上の学生はまだまだ自己理解が浅いです。

 

とはいえ、自己PR作成には自己分析が不可欠ですが、自己分析にも限界はないので、ある程度自分の特徴が理解できたら、これを説明できるように文章化してみましょう。就職活動において、自分のことを理解するのはマストで必要です。しかし、理解はしたものの説明できないのであれば、何の意味もありません。自己理解と同時に、自己特性の言語化(自己分析を自己PRにするということ)が必要なんですね。

 

自己分析の方法について記載すると本当にキリがないので、別の記事をご参照ください。

 

続き

 

ここまでが、自己PR作成における基本的なお話です。

 

近年では就職活動のみならず、インターンシップ参加のための選考でも、自己PRが求められるような時代。就活解禁とされる3/1までにインターンシップ選考を受けた割合も、6割を超えてきています。

 

自己PRは就活直前ではなく、3年生になった春〜夏ころに一度作成を試み、秋〜冬にかけてブラッシュアップしてく方法が望ましいですね。

 

次回の記事では具体的な作成のポイントと文章構成について解説します。

それでは今回はここまで。









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